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ビジネス書レビュー『Think clearly』

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はじめに

コロナ禍で先が見えにくい今のような状況をどう対処していけば良いかについて教えてくれる世界的ベストセラー『Think clearly』をご紹介します。私もこの本を通じて物事の捉え方のヒントをたくさんもらい、大分気持ちが楽になりました。

 

どんな人におすすめか

・悩みを解決するとっかかりが欲しい人
・物事を判断するものさしが欲しい人
・より良い人生を送りたい人

 

この本の要約

◆要約◆ ・世界は複雑で直感だけでは理解できない
・私たちにはいろいろな思考法が詰まった道具箱が必要だ
本書で紹介する「52の思考法」はあなたの人生が上手くいく可能性を高めてくれる

「52の思考法」からいくつかご紹介したいと思います

 

考えるより、行動しよう

著者のロルフ・ドベリさんはスイス航空の系列会社数社でCFOやCEOの経歴があるスイス人の小説家・パイロットです。ビジネス書籍を要約するオンラインサービスであるget Abstractを世界最大のオンラインライブラリーに成長させた事業家でもあります。

著者が最初の思考法として挙げているのが「考えるより、行動しよう」です。世界は不透明で先行きを完全に予測できる人はいません。頭の中で検討を重ねても「思考の飽和点」に達してしまい、そこから思考が1ミリも進まなくなります。

 

ピカソは「何を描きたいかは、描きはじめてみなければわからない」と言っています。人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番だ、と著者は主張します。

 

ブログエントリーを書くまでは頭が真っ白だったのに、書き始めると全体の構成や内容が少しずつ組み上がっていくのを体感したことがあります。

 

なんでも柔軟に修正しよう

旅客機が飛行ルート通りに飛ぶ確率はなんとゼロパーセントだそうです。大切なのは早いうちに軌道修正することで、長い時間をかけて完璧な計画を立てて計画が上手くいくのをいたずらに待ち続けるよりも得るものは大きいというのが著者の考えです。

世界は複雑であればあるほど出発点の重要性は低くなる、だから仕事でもプライベートでも、設定条件を完璧にしようと力を注ぎ込みすぎない方が良いという主旨です。


会社を辞めて飲食店を開業したらコロナ禍で全くお客さんが来なくなってしまった、そこでテイクアウトやネット販売、オンラインの料理教室を始めることにした、といったことが上記に当てはまる例のひとつかと思います。

 

簡単に頼み事に応じるのはやめよう

人からの頼み事をつい受けてしまうことはありませんでしょうか?これは生き物としての本能的な反応で互恵的利他主義というそうです。

 

著者は頼み事を受けた時、その無理な要求を検討するのはきっかり5秒と決めているそうです。ほとんどの場合NOとなり、誰からも好かれるという訳には行かないが、相手は返ってあなたの毅然とした態度に尊敬の念を抱くであろう、というのが著者の主張です。

 

尊敬の念を抱かれるかどうかは断り方にもよるかと思いますが、「時間泥棒」から自分の時間を守ることができるのは確実だと私も思います。

 

好ましくない現実こそ受け入れよう

航空業界はフライトレコーダーの記録などからひとつひとつの墜落事故で学んだことを未来の安全性向上に役立てています。「失敗の学習」と言うべきこのアプローチは優れた思考の道具として人生の様々な領域で役立つと著者はいいます。


「好ましくない現実」こと、受け入れる必要があります。「自分の足りないところ」や「自分の失敗やつまずき」を率直に受け入れるには自身にありのままの真実を示してくれる「人生のパートナー」や「友人」を持つことであると主張します。


ありのままを受け入れるだけでなく、失敗から学ぶ必要もあります。著者は「あなたのフライトレコーダーを作ることを勧めています。重要な決断をするときに、想定できること、思考の過程、結果などを書き留めておき、その決断が間違いだと気づいた時は後でその記録を見直し、どこが間違いだったかを分析することができるからです。

 

自分がその時何を考えていたかを記録するのは習慣化しないとなかなか難しいことです。自分の気持ちの記録を習慣化し、AIが週に1回分析結果を教えてくれるmuuteというジャーナリングのアプリがおすすめです。

muute.jp

 

幸せを台無しにするような要因を取り除こう

飛行機の操縦、投資、(アマチュアの)テニスで大切なのは「ミスを避けること」だけに気持ちを集中させることで、「アップサイド」ではなく「ダウンサイド」に意識を集中させることは思考の道具としても大いに役立つと著者は述べています。

投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは投資をする際に「ダウンサイド」を避けること(何をすべきでないか)に特に気を配るそうです。人生は「何を手に入れたか」が重要ではない、「何を避けたか」が大事なのだと著者は主張します。

まとめ

本書では他にも様々な「思考の道具」が説明されています。「本音を出しすぎないようにしよう」「自分の感情に従うのはやめよう」など、一見逆に思える項目などもあり、どれも興味深いものばかりです。コロナで先が見えにくい今のような状況で自分の立ち振る舞いを考える上で大いにヒントとなるおすすめの一冊です。

 

◆ 読後のアクション◆ ・muuteアプリで日々の考えや感じたことを記録する
・52の思考法のうち気に入ったものを1つ試してみる

 

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