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ビジネス書レビュー『転職が僕らを助けてくれる』

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はじめに

『転職が僕らを助けてくれる』を読了したのでレビューしたいと思います。
転職を考えているけど自分の経歴だと難しいかも、と悩んでいる方に特におすすめの本です。

私は今勤務している会社は2社目ですが、最初の転職のときは同じように考えていました。

本書は今までの転職本とは少し違うアプローチの転職の指南本です。
著者は高卒で地元の自動車部品会社に就職をした後、3回の転職を経て
外資コンサル大手のデロイトトーマツコンサルティングで働いたという大変興味深い経歴の持ち主です。

私も異業種への転職であったため、その経験をふまえて私なりの感想を書きたいと思います。

この記事を読むと転職や働き方の印象が変わるかもしれません。 

 

◆ どんな人におすすめの本か◆
・転職を考えている人
・異業種への転職に興味がある人
・著者の経歴に興味がある人

 

◆本の要約◆ ・会社選びでは適職を選ぶより「波に乗れ」
・書類選考・面接では成果より「思考のプロセス」を語れ
・転職エージェントとは人生相談をするより「情報」を聞き出せ
・実績づくりでは出世のためより「転職を前提に」働け
・見出しなみは生まれつきの容姿よりも圧倒的な「清潔感」
・メンタルブロックを解こう

 

購入動機

両学長のリベラルアーツ大学というYouTube動画で紹介されていたのをきっかけに著者の経歴に興味を持ち購入しました。


www.youtube.com


この記事では「会社選び」と「実績づくり」について私が感じたことを書きたいと思います。

 

会社選びでは適職を選ぶより「波に乗れ」

中途採用には「受かりやすいタイミング」がある

著者は転職市場では「タイミング」や「波に乗ること」が適職を探すことよりも重要であると述べています。
会社側が「条件を緩和してでもとにかく人がほしかったタイミング」であればより転職しやすくなるためです。そのため、常にチャンスをうかがうことが大切になってきます。タイミングの例を挙げると、通年採用をしている外資系企業(特にコンサル系)売上拡大局面にある企業資金調達後のスタートアップなどです。

私も今勤めている会社に転職活動をした当時、会社がアジア市場の販売を拡大しようとしていた時期で、私の前職の海外営業の経験と英語・韓国語のスキルがマッチして入社することができました。

この考え方で注意しなければならないのは、年齢の壁があることです。
ある程度の年齢になると管理職に必要な能力が要求されるため、要求される能力のレベルが上がってしまうことです。

私は40代のため、転職市場で出てくる求人は主に管理職ポジションとなってしまいます。本書で述べられている通り転職しやすいタイミングは来づらいかもしれません。
しかし、大企業での経験をスタートアップで活かしたり、コンサル業界で自分のいた業界の知見を活かすというやりかたもあるので壁が高すぎるかというとそうでもないと私は考えます。

一発逆転しなくていい。「ステップ」を踏め

ステップを踏むとは「入りたい会社に必要な実績を積める会社」にまず転職し、数年後に再度チャレンジするやり方であると記載されています。
「わらしべ転職」は目的を持った転職ということです。例えば中小企業から同じ業種の大手企業に転職したあとに外資系コンサルに転職するといったやり方です。
韓国で働いていたときの韓国人同僚のケースで、直接の競合であるA社で働きたいのだが、まず競合しないB社に転職をして経歴を挟んでからA社に行く、というやり方をしている同僚が少なからずいました。
若干毛色が異なりますが、目的を持った転職という意味では共通しています。

実績づくりでは出世のためより「転職を前提に」働け


「転職活動」と「転職準備」は車の両輪で、転職活動が100点で転職準備が0点でだと結果は0点になってしまうと著者は主張します。
なので、「いつ転職しても大丈夫な自分」になるために日々の仕事をやっていく必要があると記載されています。

考え方として、「他の人がやらない仕事」=会社の利益に直結するが地味で社内の評価につながりにくい仕事に転職で強くPRするチャンスが隠れており、著者のおすすめは「半径3メートル以内」のルールや仕組みを変えることです。

たとえば、普段業務で使っている書類フォーマットを換えてみたり、業務で使うツールを変えてみたりすることと本書では例示されています。
会社によってはプレゼン資料など指定のフォーマットを使わなければならない場合もありますが、身の回りの業務を探せば簡単な提案ができるものがあるかと思います。

もうひとつ、自分がやっていることが会社の利益の何%に貢献しているのか意識をすることも重要と著者は説いています。会社の利益に貢献しないことをひとりでやっていても転職市場では評価されないからです。

会社のMVPや社長賞をとって面接でアピールするよりも誰でも取り組める、再現性の高い考え方だと思いました。

 

まとめ

本書では全部で71の方法が紹介されており、転職準備から転職活動、そしてメンタルブロックの解き方まで様々なノウハウが紹介されています。
転職の本ではありますが、私が学んだのは今いる会社で日々どう仕事に取り組むか、という考え方でした。
他社でも通じる「ポータブルスキルを持て」と良く言われますがそのための地に足のついたアドバイスが本書には書かれています。
その意味で転職を考えている人だけではなく働いているすべてのひとにおすすめできる本です。


最後までお読みいだたきありがとうございます。

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