はじめに
物事が上手く行かなくて悩むことはありませんでしょうか?
私はしゅっちゅうです。
それにはある「原因」があり、それが悪い「結果」を招いているからです。
『「原因」と「結果」の法則』は1902年に出版された英国の哲学者ジェームズ・アレンによる本で、現代成功哲学の祖として知られるナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールなどに強い影響を与え、自己啓発のバイブルとして、世界中で読まれつづけています。
私はビジネス書や自己啓発書が好きで週に1-2冊のペースで読んでいます。その経験をふまえて私なりの感想を書きたいと思います。
この記事を読むと人生が好転するきっかけをつかめるかもしれません。
購入動機
勝間和代さんの『年収10倍アップ勉強法』で本書の存在を知り、購入しました。
ちなみにこの本を読んだ後、10倍にはなっていませんが、年収は確かに上がりました。
いくつか面白いと思ったポイントを紹介します。
思いと人格
「人は誰も、内側で考えている通りの人間である」という古来の金言は、私たちの人格のみならず、人生全般にあてはまる言葉だ、と著者は主張しています。
引き寄せの法則などのスピリチュアルな印象がありますが、私はこの考えには一理あると思っています。
たとえば、ある一つのことを意識することで関連する情報が無意識に自分の手元に集まるようになるカラーバス効果というものがあります。
カラーバス効果については『考具』という本で知りました。
あとはネガティブな方向ではありますが、学習性無力感というものもあります。例えば上司に否定され続けると本人のやる気がなくなり、本当にパフォーマンスが下がってしまうような現象です。
思いと環境
あなたの環境は、あなた自身の心を映す万華鏡だ。その鏡の中で刻一刻と変化する多様な色彩のコンビネーションは、動くことをやめないあなたの思いの数々が、絶妙に投影されたものにほかならないのだ、と本書には記載されています。
私自身も、仕事がつまらないと思う時はどんどんアウトプットが下がり、さらに自分のところに来る面白い仕事が減っていく、という悪循環におちいった時期がありました。
また、上記内容は両学長のお金の大学の動画にある原因自分論を思わせます。
思いと成功
大きな成功を願うならば、大きな自己犠牲を、この上なく大きな成功を願うならば、この上なく大きな自己犠牲を払わなくてはならない、と本書には書かれています。
自分のやりたいことや目標が決まり、例えば副業や勉強をはじめると趣味の時間や時に休息時間が犠牲になることがあり、納得感のある意見です。ただし、自分の生活やメンタルを犠牲にすると長続きしないのでバランスが大事だと考えています。
思いと健康
楽しい思いは、どんな医師よりも上手に、肉体から病気を一掃する。善意はどんな癒し人よりも速やかに、嘆きと悲しみの影を雲散させる、と著者は述べています。
日頃感じるストレスへのセルフケアからがんの苦痛軽減まで、いろいろなところで述べられている内容ですね。
がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き 2018年版
ビジョン
あなたが心の中で賛美するあなたのビジョン・・・・・あなたが心の中の王座につけるあなたの理想・・・・・それにしたがって、あなたの人生は形づくられる。それこそが、あなたがやがてなるものだ、と本書には書かれています。
『気にしない練習』のレビューでも書きましたが、目標やなりたい姿を決め、本当に大切なことに集中することによって自分の日々の生活がより良くなると私も実感しています。
assimpleaspossible.hatenablog.com
まとめ
10年前に本書を初めて手に取り、久しぶりに再読しましたがあらためて本書の良さを再認識しました。
100ページにも満たないボリュームで、1902年に出された本ですが、現代でも十分通用する内容の濃い自己啓発書で、自分の生活をより良くしたいすべての人におすすめです。
最後までお読みいだたきありがとうございます。
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