はじめに
広東語の勉強をしてみたい!と思ったことはありませんでしょうか?
私は香港が好きで、また仕事で1年半ほど香港に住んでいたこともあり、広東語にも興味を持っていました。
しかし、どうやって勉強を始めればよいか分かりませんでした。しかも昼は仕事があり、できればスキマ時間に独学で勉強したいと思っていました。
そして、参考書を見つけ、香港で生活を始めてからゼロから独学で勉強をはじめ、1年半後に香港を離れる頃にはタクシーで行き先を伝えたり、レストランでの注文、スーパーのレジでのやり取りや、レストランの電話予約くらいまではできるようになりました。
その経験をふまえて私なりのおすすめ広東語の参考書や勉強法をお伝えしたいと思います。
この記事を読むと広東語の独学方法を知ることができます。
広東語とは
広州、香港、マカオなどで話される中国語の方言で、マレーシア、シンガポール、ブルネイの華人、及び各国にいる華僑と華人の一部にも多くの話者がいるそうです。Source : wikipedia
また 声調は北京語は4声ですが、広東語は6声あります。とにかく発音が難しいです。
(↓の動画の4:42あたりから6声の実際の発音があります)
私が使った学習書を紹介します
ニューエクスプレスプラス広東語
白水社のニューエクスプレスプラスシリーズは初心者向け外国語の学習書なのですが、マイナー言語に強く、広東語もカバーしています。
少し脱線しますが、このニューエクスプレスシリーズ、カバーてしているラインナップがかなりマニアックです。サイトではあいうえお順に並んでいますが、「あ〜い」の出だしだけでもこのインパクト。英語ですらイギリス英語、というのもひねりが効いていて好感が持てます。
Source:白水社Website
さて、本題に戻ってニューエクスプレス広東語ですが、発音の基本から数の数え方、挨拶から入り、シチュエーション別の簡単な会話まで勉強することができます。CDや音声アプリもついていて発音が大切な広東語の音声についても耳から学べます。
文法の説明も丁寧で、すべての単語に発音記号が書かれており読みやすい構成になっています。
私はテキストのCDを聞きながら毎朝出勤前にシャドーイングしていました。
ちなみにこのテキストで最も役に立ったフレーズは「トイレはどこですか?(洗手間 喺邊度 呀?)」です。
日本と違って香港は外出先でトイレが少なく、トイレを探すアプリがあるほどです。
【シャドーイングの関連エントリー】
assimpleaspossible.hatenablog.com
私の広東語手帳
こちらは単語とキーフレーズ集です。生活に密接した基本単語と簡単なフレーズを勉強することができます。
「家族」「飲み物」「天気」などテーマ別に単語を付属のCDで音声付きで勉強することができます。
残念ながら絶版になっているようでマーケットに出ているのは中古品がメインのようです。
ニューエクスプレス広東語と交互に毎朝リピートしながら学んでいました。
香港の生活に密着した単語ばかりで、特にレストランに行って注文するときにこの本で勉強した内容がかなり役立ちました。エビシュウマイ(蝦餃)と何度言ったことか…。
また、日本からの出張者を食事に連れて行ったときも、簡単な広東語で注文するだけで尊敬の眼差しを浴びることができました(英語圏以外の国・地域の駐在員あるあるです)。
成果
上記のテキストで1年半続けた結果、タクシーで行き先を伝えたり、お店での注文やスーパーのレジでのやりとり、電話でレストランの予約くらいはできるようになりました。仕事では英語がメインだったので、職場でももっと積極的に使っていれば良かったと今では思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
広東語の初心者向けテキストをご紹介しました。
テキスト選びは大切です。
また、シャドーイングはどんな言語でもスピーキングやヒアリング力向上に役立つのでおすすめです。
皆様の広東語学習の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。