はじめに
Sony WF-1000XM5を購入し約3ヶ月経ちました。本エントリーで使用感をレビューしてみたいと思います。
以前使っていたSonyのWF-1000XM3やAirPods Pro(第2世代)との比較も交えながらWF-1000SM5をおすすめできる人、AirPods Pro(第2世代)をおすすめする人について解説します。
私はApple製品が好きで25年以上Apple製品を愛用しています。オーディオも初代iPodから使用しています。コアなAppleユーザーの視点から紹介したい思います。
結論から先に書くとWF-XM1000M5はとてもおすすめです！
目次
開封の儀
環境に配慮したことが感じられる白ベースのシンプルなパッケージデザインです。
外装箱の底にあるOpenの矢印部分をめくってラベルを剥がします。
ラベルを取った外装箱。1000X SERIESという彫り文字が見えます。
外装箱は2つに分離します。蓋を取り本体ケースとご対面。想像以上に小さいです。
中蓋を取ると3種類の大きさのイヤーピースと充電用USBケーブル（A to C)が同梱されています。
イヤーピースの入ったケースを取り出してひっくり返すと使い方を示した簡単な説明イラストが出てきます。わかりやすくて良いですね。
本体ケースの大きさをAirPods Pro(第2世代）と比較してみました。WF-1000XM5はマットな質感でAirPodsは光沢があります。どちらも高級感のあるデザインです。本体の幅はWF-1000XM5の方が横長でAirPods ProはWF-1000XM5よりも高さがあります。どちらも充電ランプが正面中央に配置されています。
本体ケースの裏面です。WF-1000XM5にはUSB-Cの充電ポートとBlueTooth接続ボタンがあります。AirPods Proは同様に背面に接続ボタンがありますがLightningのポートは底面に配置されています。また、AirPods Proはアルミのヒンジ部分がデザインのアクセントとなっています。
本体ケース側面。AirPodsの方が薄いですが手に持ったときの印象は厚さの差はさほど感じませんでした。
本体ケースの上から見た写真です。WF-1000XM5のほうが若干厚みがあります。黒地に金のSonyロゴがアクセントになっていて高級感を感じます。
イヤホン本体。ピアノブラックのボディカラーは私は好きですが、人によっては好き嫌いが分かれるかもしれません。大きさはAirPodsの方がひとまわり小さいです。
WF-1000XFの機能と性能について
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングは程よく効く感じです。周りの話声や音がわずかに入ってきます。
アダプティブサウンドコントロールという機能があり、これは止まっている、歩いている、走っている、電車に乗っているなどの行動シーンに応じて、ノイズキャンセリング／外音取り込みレベルが自動的に切り替わる機能です。
普段よく行く場所を登録することで、ノイズキャンセリングや外音取り込みレベル切り替えの精度を上げることができます。
例えば歩いている時は止まっているときよりも周囲からの取り込み音が少し大きくなり、接近する車の音などが自身が止まっているときよりも大きく聞こえる様になります。
音質
音質はAirPods ProよりもWF-1000XM5の方が優れています。特に低音に違いを感じました。AirPods Pro第2世代も初代と比べて音質は向上していますが、WF-1000XM5に一日の長を感じます。
装着感
圧迫感のないつけ心地は快適です。2時間ほどの長時間の電車移動でも耳が痛くなることはありませんでした。
接続
WF-1000XM3は「接続優先」モードにしても朝の駅の混雑では何度か接続がプチプチ切れるのがストレスでしたが、WF-1000XM5になって接続が切れることがほとんどなくなりとても快適です。
また、アップル製品との接続のしやすさはAirPods Pro（第2世代）がダントツですが、一度接続してしまえばWF-1000XM5とのアップル製品の接続はスムーズであり、それほど大きな差は感じません。
操作感
WF-1000XM3は装着のたびにタッチボタンが誤動作してしまい、ノイズキャンセリングがオフになりストレスを感じることがありましたが、WF-1000XM5ではその頻度がかなり減ったような気がします。AirPods Proと比較するとAirPods Proの方が操作しやすい印象です。
WF-XM1000M5をおすすめする人
ワイヤレスイヤホンでも高音質を追求する人
音質はWF-XF1000M5の方がAirPods Proよりも優れています。WF-XF1000M5は中高音の広がりや低音の太さ、ボーカルが前面に出てくるのを感じます。
高音や低音のバランスをカスタマイズしたい人
WF-XF1000M5にはアプリ経由でイコライザーによる音質調整が可能です。また、ファインド・ユア・イコライザーというモードがあり、好みの音を選択しながらイコライザーを調整することもできます。
多機能なワイレスイヤホンを探している人
WF-XF1000M5は周りの環境に合わせてノイズキャンセリングの強弱を調整するアダプティブサウンドコントロール、複数の機器に自動接続する機能、話し始めるだけでイヤホンを装着したままで会話できるスピーク・トゥ・チャット機能、電話着信時にうなづくと電話に出たり首をふると電話を拒否したりできるヘッドジェスチャー機能など、多彩な機能を搭載しています。
AirPods Proをおすすめする人
iPhone・Macとのスムーズな連携を求めている人
Airpods ProはAppleデバイスとの連携がスムーズで初めての接続もスムーズに行うことができます。また、iOSデバイスからMacへの接続も切り替えも簡単でストレスなく音楽を楽しめます。
強力なノイズキャンセリング機能が欲しい人
WF-1000M5よりもAirPods Pro(第2世代)の方がノイズキャンセリングが強力です。WF-1000M5もノイズキャンセリングがほどよく効きますが、AirPods Proのほうが圧倒的な静寂感を感じます。
主な用途が音楽を聞き流しながら目の前の作業に集中したいという場合はAirPods Pro(第2世代）がおすすめです。
より自然な外部音取り込み機能を求める人
外部音取り込みについてもAirPods Pro(第2世代)の方がより自然に感じました。iOS17から新しく追加された適応型オーディオのモードを使うと、自動車の低いエンジン音など不快な騒音がカットされつつも周りの音が自然に聞こえる不思議な体験ができます。
一方WF-1000M5の方は、外部音はマイクで拾ったような音でやや不自然さを感じました。
まとめると以下の通りです。
まとめ
Sony WF-1000XM5についてレビューしてみました。
WF-1000XM3から大幅に進化しており、音質だけではなく使い勝手や携帯性の良さも向上しています。AirPods Pro(第2世代)と比べても音質はWF-1000XM5が圧倒的に勝っています。
一方でノイズキャンセリングの強やさ操作性はAirPods Pro(第2世代）がWF-1000XM5よりも優れており、周辺の音が大きな場所で作業に集中したいときなどAirPods Pro(第2世代）が向いているシチュエーションもあります。
WF-1000XM5をつかうようになってから音楽を楽しむ時間が増えました。
とてもおすすめです！
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